引き寄せの法則の「ありがとう」の秘密

引き寄せの法則で願いを叶えたいですか?

その大事な秘密の一つに、「ありがとう」があります。

つまり、感謝ってことですね。

たとえば、引き寄せの法則ブームの火付け役となったロンダ・バーンの著作『ザ・シークレット』にも、感謝することが大事だと書かれています。

他にも、ジェリー・ヒックスとエスター・ヒックスの著作『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』にも、マイケル・J・ロオジエの『引き寄せの法則』にも、感謝が重要と記されています。

言ってみれば、「ありがとう」というのは、引き寄せるための最大の秘訣、とっておきのコツだと言えるでしょう。

ここで気になるポイントが二つあります。

一つ目は、「どうやって感謝をするのか」という点です。

そして、二つ目は、「なぜ感謝が大事なのか」という点です。

順番に書いていきましょう。

まず一つ目が、「どうやって感謝をするのか」という問題です。

もしかすると、あなたは、「べつに感謝なんて、したいときにすればいいでしょ」と思うかもしれません。

けれども、複数の本で勧められている内容としては当然、意図的、積極的に感謝をしていこう、していきなさいという教えになっているわけです。

とは言っても実際には、特別なことがあったときだけ感謝をする、感謝できるというのが、普通の人の感覚なのではないでしょうか。

ですから、そこのところを変えていく必要があるわけです。

で、どうやって、感謝するようになれるかと言えば、感謝できるようなことを意図的に探すようにするしかないことになります。

ごはんが食べられるのも、お風呂に入れるのも、ありがたいと言えば、ありがたい話です。

でも、こういうことはよく言われることですし、説教臭い話になってしまう点でもあります。

そういう意味では、感謝するというのは、ただ瞬間的にはそう難しそうではなくても、ずっと続けていくのはなかなか難しいのだとも言えそうです。

ただし、ある程度、感謝の訓練のようなことをしていけば、だんだんと感謝すべきことが自然と意識できるようになってきます。

そうすると、言ってみれば、自分はとても恵まれているのだなということが実感できるようになるわけです。

ここのところが、二つ目のポイントである、「なぜ感謝が大事なのか」につながってくる点でもあります。

自分が恵まれた存在であるということは、喜びの感情を呼び起こします。

同時に、自分には味方になってくれる状況や存在がたくさんあるということが分かるわけです。

このような自覚が、願望を実現させるために非常に有利に働くことは間違いのないところです。

たとえば、「自分には味方がまったくいなくて、誰も自分に良くしてくれないし、相手にされていない」と思っている人と、「自分は周囲の人間に恵まれていて、世の中は自分に好意的だ」と感じている人とでは、物事に取り組む姿勢が違ってきます。

ポジティブに考えられている人は、何かにチャレンジする際にも、粘り強い対応ができるでしょう。

また、チャンスをいち早く認識する力も上がるはずです。

ただこれだけの理由からも、成功の確率は必ずアップします。

なぜ感謝することが重要なのかについては、おおよそこのように説明できるわけです。

引き寄せの法則について、その大事なポイントになるのは、「どこに意識を向けるか」という点にあります。

多くの人は、失敗して後悔していたり、何かを嫌悪したりするところに、意識を向けがちです。

つまり、「あー、どうしてあんなことをやっちゃったんだろう」だとか「あいつは、なんてイヤなやつなんだ」というようなことを、延々と考えてしまっているということです。

けれども、そういうことをしていては、自分は恵まれていないという自己意識を強めてしまう結果につながってしまうわけです。

そうすると、あらたなチャンスも見つけにくくなりますし、なにか困難にぶつかったときに簡単にあきらめてしまうことにもなってしまいます。

言ってみればそれは、失敗するためのコツとさえ考えられることになるのです。

ですから、成功のためには、その逆のことをするべきだということに、当然なります。

以上、そんなわけで、なんで「ありがとう」が引き寄せの法則で大事なのかについて、この文章が、少しはヒントになったでしょうか。